加工方法について
当社で部品製作をする際に使用する加工方法を御紹介いたします。
旋盤加工
- 外径切削加工
回転している素材に外側から刃物を当てて、素材を削っていく加工です。
例えるならば、カンピョウの皮を剥く作業や独楽作りに似ています。
※図1参照
- 内径切削加工
外径切削加工同様、回転している素材に内側から刃物を当てて素材を削っていく加工です。外径切削加工より、切り粉(削りカス)の処理に注意が必要です。
- 外径溝入れ加工
外径切削加工の一部です。素材が回転している所に、外側から刃物を内側へと移動させ、溝を入れる加工です。
※図2参照
- ねじ切り加工
他の加工と同様に素材を回転させ、刃物を一定のスピード(ネジのピッチ)で前から後ろへと移動させネジを切る加工です。
- 穴明け加工
回転している素材の正面から、ドリル等の穴明け工具を当てて、穴を開ける加工です。内径切削加工の前に行います。
ミーリング加工(C軸、回転工具による加工)
- 端面穴明け加工
旋盤加工とは対象に、素材ではなく刃物を回転させて、正面の指定した位置に穴を明けます。中心からの穴位置が正確に出るのが特徴です。(タップによりネジも切れます。)
- 側面穴明け加工
端面穴明け加工と同様に、刃物を回転させ、外径の指定した位置に穴を明ける加工です。ワークの着脱無しで行うため、位置や角度が正確に出ます。
- 溝加工(円筒補間)
素材の緩やかな回転と、回転工具をうまく使って、外径に溝加工を行います。素材を回転させればカム溝に、回転させなければキー溝になります。 ※図3参照
- 切欠き加工(極座標補間)
素材の緩やかな回転と、回転工具をうまく使って素材(ワーク)の端面(正面)を、指定した形状(四角、六角、楕円など)に加工します。 ※図3参照
ミーリング加工 (Y軸、回転工具による加工)
その他
- フライス加工
素材(ワーク)を可動式の台の上に乗せ固定し、回転している刃物に当てて素材を削る加工です。切欠き補間で出来ない物はこの加工で行っております。
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